インドネシアへの原発輸出を止めよう!

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「ムリ無理」キャンペーンにご参加ください
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 わたしたちは、日本国内の原発建設だけでなく、海外への原発輸出に反対する
NGOです。08年に入札実施予定と「待ったなし」の状況にあるインドネシアのムリ
ア原発建設計画への日本の関与を止めるため、緊急で「ムリ無理」キャンペーン
を実施します。ぜひキャンペーンにご参加ください。

◆キャンペーン内容◆
 日本政府・企業への働きかけ/講演会・集会の開催/反原発運動との交流/
韓国NGOとの協力(日本同様、ムリア原発建設に積極的な韓国で、環境問題に
取り組むNGO とも協力します)

◆賛同金◆
団体:1口3000円、個人:1口1000円(1口以上でお願いいたします)
郵便振替口座:00150-1-650281 インドネシア・キャンペーン

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講演会
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【東京】

インドネシアの原子力発電所建設計画の現状と地域住民
日 時:7月6日(金)18時30分〜20時30分(開場18時)
場 所:上智大学中央図書館812(JR・地下鉄「四ッ谷」徒歩5分)
講演者:
ヌルディン・アミン氏(ナフダトゥル・ウラマーのジュパラ県代表)
ヌル・ヒダヤティ氏(グリンピース東南アジア気候・エネルギー・キャンペーン)
資料代:500 円
主 催:上智大学アジア文化研究所
協 賛:ムリ無理キャンペーン実行委員会
予 約:http://www.nindja.com/modules/eguide/event.php?eid=6

【大阪】
15年前からムリヤっちゅうてんねん!―インドネシアへの原発輸出を考える集い
日 時:7月8日(日)14時〜16時30分(開場13時30分)
場 所:中之島中央公会堂展示室(御堂筋線・京阪電鉄「淀屋橋」徒歩5分)
講演者:
ヌルディン・アミン氏(ナフダトゥル・ウラマーのジュパラ県代表)
ヌル・ヒダヤティ氏(グリンピース東南アジア気候・エネルギー・キャンペーン)
参加費:800 円
予 約:http://www.nindja.com/modules/eguide/event.php?eid=7

●日本から海外へ輸出される原発
 
 日本には、55基の原子炉(17の発電所)があります。しかし、住民の反対運動
により、国内では、新たに原発を建設することが難しくなっており、メーカーは、
海外への輸出を狙っています。そのひとつがインドネシアです。

 インドネシアでは90年代、ジャワ中部のムリア半島で、初の原発建設が計画さ
れます。91〜96年、関西電力の関連会社であるニュージェックが、実行可能性調
査を実施し、日本の輸出入銀行(現・国際協力銀行)が、その調査費用を融資し
ました。つまり、日本政府・企業がインドネシアの原発建設に積極的な支援をお
こなっていたのです。

 この計画は、インドネシアや日本の市民による反対運動、さらに97年のアジア
経済危機の影響で、中断されました。ところが2002年になって、原発建設計画が
再燃。現在、ムリア半島に設備容量400万kW 以上の原発建設が計画され、08〜
09年入札、10年〜11年着工、16〜17年運転開始予定と、急ピッチで進められてい
ます。

●ムリア原発建設に関心を示す日本
 
 日本政府・企業の資金・技術などによって、このムリア原発が建設される可能
性は小さくありません。経済産業省は06年から5年間、「アジアの原子力発電支援」
を決定、06年3月には資源エネルギー庁を中心とする官民合同ミッションをジャカ
ルタに派遣しています。JETROは07年2月、ジャカルタで、インドネシアの原子力
規制庁や商工会議所と原発に関するセミナーを開催するなど、原発建設への支援
をはじめています。また三菱重工(株)がインドネシアでの原発建設に強い関心
を示しているとも伝えられています。

 地球温暖化対策、日本のエネルギー安全保障のため、原発建設を推進しようと
する動きもありますが、本当にそうなのでしょうか。一緒に考えませんか。

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「ムリアは無理や」
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●住民参加の原則は?
 原発建設計画が進む一方で、原発予定地付近に住む人たちへは、なんら公式の
説明はありません。

●地震・火山、だいじょうぶ?
 原発建設予定地のジャワ中部では、06年5月、5000人以上の死者を出した大地
震が起きています。

●これ以上の債務?
 インドネシアの対外債務は公的・民間合計1300億米ドル。うち3分の2が日本か
らのものです。債務返済は、インドネシアの財政を圧迫しています。

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「ムリアは無理や!」(ムリ無理)キャンペーン実行委員会
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●呼びかけ
グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、原水爆禁止日本国民会議、国際
環境NGO FoE Japan、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン、インドネシ
ア民主化支援ネットワーク

●参加・賛同   (6月現在)

【日本】 アジア太平洋資料センター、アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会、
インドネシア民主化支援ネットワーク、グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、
原子力資料情報室、原子力行政を問い直す宗教者の会、原水爆禁止日本国民会議、
国際環境NGO FoE Japan、下関・東チモールの会、全港湾西成センター分会、
ソーラーネット、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン、ふぇみん婦人民主クラブ、
ぺんぎんぺり館、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、ほか
 
【韓国】 環境運動連合、青年環境センター、環境と公害研究会、生態地平、
韓国YWCA、グリーンコリア


●事務局・お問い合わせ●
【東京】インドネシア民主化支援ネットワーク
 Email:office@nindja.com  http://www.nindja.com/
【大阪】ノーニュークス・アジア・フォーラム・ジャパン
 Email:sdaisuke@rice.ocn.ne.jp http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/
【English Contact】原子力資料情報室(Philip White)
 Email:white@cnic.jp http://cnic.jp/

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