源さん釈放!



3月16〜19日、北九州・下関・祝島・広島で「こんにちは貢寮」上映と現地報告を聞く集いが開催されました。

各地で主催・協力してくれた、反戦・反核・反原発を考える会、北九州から脱原発社会を考える会、写真の会パトローネ、原発いらん!下関の会、原発いらん山口ネットワーク、祝島島民の会、原発はごめんだ広島市民の会、ボイス・オブ・ヒロシマ、プルトニウム・アクション・ヒロシマのみなさん、ありがとうございました!

ツアーの一行は、現地貢寮(コンリャオ)郷・反核自救会の呉文通(ゴ・ブントン)会長、チェ・スーシン監督、反核自救会をずっと支援してきた緑色公民行動連盟の陳威志(チン・ウィジ)さん、通訳の陳炯霖(チン・ジョンリン)さんと私

佐賀県庁前のプルサーマル反対テント村の激励訪問から始まり、ヒロシマ平和記念資料館の見学で終わったツアーは、とても多くの出会い、意義ある交流の数々でしたが、圧巻は、なんといっても祝島でした。

公民館に集まってくれた約100名(過半数は女性)の人々は、映画の中の、何十隻もの漁船を繰り出すシーンや、住民が電力と言い争うシーン、役人に抗議するシーンなどを見て、どよめき、「そう、そう」「おんなじじゃね」と。同じ24年間を、同じように苦労して闘ってきたのです。

チェ・スーシン監督は「台湾での70回のどの上映会よりも反応が熱かった。心を重ねてくれていました」と。

映画は、1991年に無実の罪で投獄された青年―源さん―への手紙から始まり、クライマックスは11年ぶりの源さんの外出許可。家族のところではなく、まっすぐ貢寮に向かった源さんは、呉文通さんら出迎える住民たちと固く抱き合う・・・・

ちょうど、祝島での上映会の前日、台湾から電話連絡。「源さんが3日後に14年5ヶ月ぶりに釈放される!」。上映の後、呉文通さんが、そのことを告げると、もう、万雷の拍手。私は、まるで貢寮にいるような錯覚にとらわれました。

呉文通会長は「祝島は貢寮にそっくりです。祝島のみなさんにお会いして、とても励まされました。この映画のおかげで来ることができました。本当にうれしいです。
とめるまで闘います。日本最後といわれる上関原発、台湾最後の第四原発、どちらもとめましょう!」と。

映画『こんにちは貢寮』を、「すぐれた歴史ドキュメンタリーだ」という人も多い。
否! 「こんにちは貢寮」上映会運動は、新たな闘いのスタートなのです。
                                     
(佐藤大介)


源さんは、3月21日、花蓮刑務所から釈放されました! 



(花蓮刑務所前で、出迎えた呉文通会長ら貢寮の人たちと源さん
メガネをかけています)

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