『原発をとめる
アジアの人びと』
出版記念映画会と講演
(東京)

1128日(土)
午後1時20分開演 1000円(開場午後1時)
渋谷区神宮前隠田区民会館
(神宮前 6-31-5 原宿から6分)

プログラム
【映画】台湾「こんにちは、貢寮」(90分)
(監督:ツィ・スーシン)
日立・東芝が原子炉を輸出した第四原発現地の人びとのたたかいのドキュメンタリー。台湾の人びとのたたかいによって、いま第四原発の稼働は凍結されている。
「日本は原発の輸出国であるので、少しでも皆様に関心を寄せてもらえれば幸いです」とスーシンさんはいう。日本各地で上映会が行われた。祝島では、公民館に集まってくれた約100名(過半数は女性)の人々が、映画の中の、何十隻もの漁船を繰り出すシーンや、住民が電力と言い争うシーン、役人に抗議するシーンなどを見て、どよめき、「そう、そう」「おんなじじゃね」と。同じ二十数年間を、同じように苦労して闘ってきたのだ。
映画[こんにちは貢寮]プロモーションページ

http://www.stopnukes.org/gongliao/



【映画】オーストラリア「ジャビルカ」(53分)
(監督:デビッド・ブラッドベリ)
世界遺産カカドゥ国立公園内で進められており、関西電力などがウランを輸入する予定だったジャビルカ・ウラン鉱山開発は、アボリジニの人々の聖地が破壊されることもあり、国際問題に発展。先住民族側の勝利となって凍結された。
http://japan.nonukesasiaforum.org/
japanese/jabiluka/

映画ジャビルカ ビデオ日本語版の宣伝用ビラ (PDF)
映画ジャビルカ ビデオ日本語版のジャケット (PDF)


【映画】インド「ブッダの嘆き」(56分)
(監督:スリプラカッシュ)
第8回地球環境映像祭(2000)で大賞を受賞したドキュメンタリーです。核実験によってウランの輸入が制限されていたインドは、国内で原発及び核兵器製造のためのウランを生産する必要に迫られ、鉱山労働者や周辺住民の人権を徹底的に無視してウラン鉱山を操業してきました。この映画は、インドのウラン鉱山とその周辺の先住民たちが経験している健康被害と、立ち上がった人々の闘いの様子を描いています。
http://www.jca.apc.org/~hiroko/
jadugoda/jadugoda-j.html




【映画】ベトナム「忍び寄る原発」(33分)
(監督:中井信介)
ベトナムでは第一原発をロシアが受注、第二原発を日本が受注。建設計画の遅れが報じられていますが、予定地住民の立ち退きは始まっているそうです。地域の住民たちは原発や福島事故についてどう考えているのでしょうか。なかなか知ることのできない、ベトナムの人々の素顔に触れることができる貴重な映像です。


短編映像(以下4点で30分ほど)

韓国
「プアン核廃棄場反対闘争・映像クリップ」

2003年7月に降ってわいたように韓国全羅北道のプアンで郡守が表明した核廃棄物処分場誘致計画。数千人が集うキャンドル集会が200日間も続いたプアンでの壮絶な闘いは、とうとう処分場計画を跳ね返しました。その時の貴重な映像が詰まっています。
「アジア反核フォーラム- 韓国への旅」
(2012年、胡桃澤伸)2012年に韓国で開催されたノーニュークス・アジアフォーラムの様子を3分間にまとめた映像です。レイバーフェスタに出品され入賞しました。


トルコ
「ゲジ公園のデモ弾圧」

13年、ゲジ公園の再開発に反対する数千人のデモに警官隊が暴力で襲いかかり、多数の死者出た。トルコ全土に反政府運動として広まった。
 「シノップ」

三菱が原発輸出するシノップでの4万人集会のようす。「原発反対!」「日本は原発を輸出しないで!」と叫んだ。

講演・午後6時半~8時半終了 
500円(軽食付き)
お話・佐藤大介さん(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局長) これまで22年にわたって事務局長をやってきた佐藤大介さんから本の出来上がりまでの苦労話、これだけは伝えたいことなどを30分ほどお話した後、飲食しながら懇談します。 

神宮前隠田区民会館:JR原宿駅より6分、東京メトロ千代田線明治神宮前駅出口4より2分。電話:03-3407-1807
★連絡先 TEL,FAX:044-987-5584(小原)
★協賛:創史社

『原発をとめるアジアの人々』推薦文:
広瀬隆・斎藤貴男・小出裕章・
海渡雄一・伴英幸・河合弘之・
鎌仲ひとみ・ミサオ・レッドウルフ・
鎌田慧・満田夏花
http://www.nonukesasiaforum.org/jp/136f.htm
 
■『原発をとめるアジアの人びと』
(ノーニュークス・アジアフォーラム編著)
1500円+税、発行:創史社 発売:八月書館

【もくじ】
1 アジアの反原発運動と日本の原発輸出
2 インド・「非暴力・直接行動」で立ちむかう
3 トルコ・チェルノブイリ事故の記憶に突き動かされて
4 ベトナム・一党独裁のもとで進められる原発
5 インドネシア・民主化とともに歩む反原発運動
6 台湾・第四原発の完全廃止をともにめざす
7 フィリピン・「バターンの怪物」をとめ続ける不屈の人々
8 タイ・福島事故後に「国民の八割が原発反対」
9 韓国・住民投票で原発をとめる
10 核の連環の中にいる私たち
 オーストラリア、マレーシア、バングラデシュ、パキスタン、ヨルダン、アラブ首長国連邦、中国、モンゴルなどの現状、問題点

1冊 1620円(定価1500円+税120円)
5冊 6000円(1冊当たり1200円に割引)
10冊 11000円(1冊当たり1100円に割引)
注文はノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局へ
sdaisuke?rice.ocn.ne.jp
?を@に
 送料負担します

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